サンドバッグは、ボクシングやキックボクシングなどの格闘技の練習に欠かせないアイテムです。
サンドバッグには自立型・スタンド型・吊り下げ型があります。
吊り下げ型はハードなトレーニングにも対応しているため、ボクシングジムやフィットネスジムでも採用されていることが多く、また、スタンド型に比べてスッキリとしている見た目から、自宅にも吊り下げ型を導入したいと考える方も多いです。
しかし、吊り下げ型のサンドバッグは重量があるため、購入したいと思っても天井から吊り下げることができるのか不安の方も多いはず。
吊り下げ型のサンドバッグはどのように吊り下げればいいのでしょうか。
今回は、サンドバッグを吊り下げたいと考えている方に具体的な吊り下げ方と注意したい点をご紹介します。参考になりましたら幸いです。
吊り下げ型のサンドバッグとは?
まず、吊り下げ型のサンドバッグについて解説します。
吊り下げ型のサンドバッグは、天井や梁から吊り下げて使用するサンドバッグです。
自立型のサンドバッグに比べて吊り下げる場所を選ぶ必要があり、自宅用で購入するには少々ハードルが高いです。
ただ、吊り下げ型のメリットは打ち込んでもサンドバッグが倒れ込むことがないため安定して打ち込むことができるという点です。
ハードなトレーニングを行いたいという方にこの吊り下げ型は向いています。
デメリットは重量が50kg程度あるため、どこでも吊り下げられるわけではないという点です。ではどのように取り付ければいいのか説明していきます。
吊り下げ型のサンドバッグの設置方法
では、吊り下げ型のサンドバッグを購入した場合、どのように設置すればいいのかの方法を解説します。
前提として吊り下げ型のサンドバッグは大変重量があります。
そのため、誤った方法で取り付けてしまうと家そのものに大きなダメージを与えかねません。
取り付ける際には専門家の意見を元に設置を行うのがおすすめです。
もし自宅を建築した工務店に連絡が取れるのであれば、吊り下げ型のサンドバッグが家のどこに設置できるのか問い合わせしてみるのがいいでしょう。
もし、屋根板を支える垂木や天井板のジョイント部分にサンドバッグを吊り下げてしまうと、天井に使われている石膏ボードを破壊してしまう恐れがあります。
自己判断で設置するのは大変危険です。
専門家に確認をして吊り下げても大丈夫と判断された場合、吊り下げ式のサンドバッグは次のように取り付けていきます。
天井の頑丈な梁から吊り下げる
サンドバッグの重量にも耐えられる梁がある場合、サンドバッグを吊り下げることができます。吊り下げる方法は次のとおりです。
必要な物
必要なもの
- 取り付け用金具(耐荷重がサンドバッグに対応しているもの)
- コーチスクリューネジ
- ロープ
- ドライバー
梁に穴を開ける
まずは金具を取り付ける場所にネジの大きさに合わせた穴を梁に空けます。
このとき梁が天井から出ている構造の場合、金具を梁の面(床と向かい合っている箇所)につけるのか、側面につけるのか悩むかと思いますが、取り付けるのは梁の面(床と向かい合っている箇所)がおすすめですので、面の部分に穴を開けます。
梁に金具を取り付ける
次に穴を開けた箇所に金具を取り付けます。金具を取り付ける際に、梁が割れないように慎重に取り付けるようにしましょう。
ロープで吊るす
最後に金具にロープを通し、サンドバッグを吊るせば完成です。
吊り下げ型のサンドバッグの注意点
次に、吊り下げ型のサンドバッグを吊るす際の注意点をご紹介します。
注意点
- 自分の判断で取り付けない
- 360度安全が確保できるところに設置する
- 金具は耐荷重を確認して購入する
こちらを深掘りしていきます。
自分の判断で取り付けない
まずは自分の判断で取り付けないという点です。
サンドバッグを吊るす方法でご説明したとおり、サンドバッグは重量があるため、専門知識がなく自己判断で取り付けてしまうと、家そのものに大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
取り付けの際には専門家に確認し、家の梁にサンドバッグを吊るせるか相談するのがおすすめです。
また、吊るす際にはなるべく強度がある梁を選び取り付ける必要があります。
360度安全が確保できるところに設置する
次に、360度安全が確保できるところに設置するという点です。
吊り下げ型のサンドバッグは、物がぶつかったりしないように周囲360度には何も物がない場所に設置して安全にトレーニングを行うことができる環境作りを心がけましょう。
金具は耐荷重を確認して購入する
次に金具は耐荷重を確認して購入するという点です。
吊り下げ型のサンドバッグはかなりの重量があります。そのためサンドバッグの重量に耐えられる金具かどうか確認して購入する必要があります。
金具がサンドバッグの重量に耐えられないと金具が外れてサンドバッグが落ちてしまうため大変危険です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
吊り下げ型のサンドバッグは本格的なトレーニングに向いていたり、スタンドなどがないためスッキリしていて継続してトレーニングをされたい方は自宅にも吊り下げ型の設置したいと思われる方も多いです。
しかし、専門知識がないなかで自己判断で吊り下げてしまうのは大変危険です。
今回ご紹介した記事を参考に、吊り下げ型のサンドバッグを検討している場合は、必ず専門家の意見を取り入れて吊るすようにしてください。
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