ヨガは心身の健康に良いと言われていますが、ヨガマットは汗や皮脂で汚れやすいものです。
ヨガマットを清潔に保つためには、定期的な洗い方とお手入れ方法が必要です。
しかし、ヨガマットの素材によっては水洗いができなかったり、洗剤の使い方に注意が必要だったりします。
そこで、この記事では、ヨガマットの洗い方とお手入れ方法について、素材別に詳しく解説していきます。
ヨガマットを長持ちさせるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
ヨガマットの洗い方の基本とは?
ヨガマットの洗い方の基本は、以下のような手順になります。
- ヨガマットの素材とお手入れ方法を確認する
- ぬるま湯に低刺激の食器用洗剤を数滴入れて混ぜる
- 洗剤を吹きかけたり、浸したりしてヨガマットを洗う
- 柔らかい布やスポンジで優しくこすって汚れを落とす
- シャワーでしっかりと洗剤を洗い流す
- タオルで水分を拭き取る
- 風通しの良い日陰に広げて乾燥させる
ただし、この手順は水洗いが可能な素材のヨガマットに適用できるものです。
水洗いができない素材のヨガマットは、水拭きや専用のスプレーなどでお手入れする必要があります。
また、洗濯機や乾燥機はヨガマットにダメージを与えるので、基本は使用しないでください。
素材別のヨガマットの洗い方とお手入れ方法
ヨガマットにはさまざまな素材がありますが、代表的なものとして、以下のようなものがあります。
代表的な素材は!?
- PVC(ポリ塩化ビニル)
- ポリウレタン
- TPE(熱可塑性エラストマー)
- 天然ゴム
- 麻
- 畳
それぞれの素材の特徴とお手入れ方法について見ていきましょう。
PVC(ポリ塩化ビニル)
PVCは合成樹脂の一種で、安価で耐久性が高いという特徴があります。
ヨガマットの中でも最も一般的な素材ですが、水を吸収しやすく、水洗いをすると劣化してしまう可能性があります。
そのため、PVCのヨガマットは水洗いを避け、固く絞った水拭きで汚れを落とすのがおすすめです。
また、洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めたものを少量使い、よく洗い流してください。
乾燥させるときは、直射日光を避けて風通しの良い場所に広げてください。
TPE(熱可塑性エラストマー)
TPEはゴムのような弾力性とプラスチックのような加工性を兼ね備えた素材で、環境に優しくリサイクルもできるという特徴があります。
ヨガマットとしては新しい素材ですが、水に強く、水洗いが可能です。
ただし、熱に弱いので、洗剤は低刺激のものを使い、乾燥させるときは高温にならないように注意してください。
また、洗濯機や乾燥機は使用しないでください。
ポリウレタン
ポリウレタンは、滑りにくく、吸水性や耐久性に優れた素材です。
しかし、水や熱に弱く、加水分解や変色のリスクがあります。また、汚れや臭いが付きやすいので、定期的なお手入れが必要です。
ポリウレタンのヨガマットのお手入れ方法は、PVCや天然ゴムと同じく、水で拭いて陰干しすることです。
汚れや臭いが気になる場合は、中性洗剤を薄めた水で拭くこともできます。
ただし、洗剤の量は少なめにし、すすぎや乾燥は十分に行ってください。
天然ゴム
天然ゴムは自然素材で、グリップ力が高く、滑りにくいという特徴があります。
ヨガマットとしては高品質な素材ですが、水に弱く、水洗いをすると劣化してしまう可能性があります。
そのため、天然ゴムのヨガマットは水洗いを避け、固く絞った水拭きで汚れを落とすのがおすすめです。
また、洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めたものを少量使い、よく洗い流してください。
乾燥させるときは、直射日光を避けて風通しの良い場所に広げてください。
麻
麻は植物の繊維で、通気性が良く、抗菌性が高いという特徴があります。
ヨガマットとしては自然な風合いが魅力的な素材ですが、繊細で、水洗いをすると傷んでしまう可能性があります。
そのため、麻のヨガマットは水洗いを避け、固く絞った水拭きで汚れを落とすのがおすすめです。
また、洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めたものを少量使い、よく洗い流してください。
乾燥させるときは、直射日光を避けて風通しの良い場所に広げてください。
畳
畳はい草を原料とした素材で、香りが良く、吸湿性が高いという特徴があります。
ヨガマットとしては日本らしい雰囲気が魅力的な素材ですが、水に弱く、水洗いをすると傷んでしまう可能性があります。
そのため、畳のヨガマットは水洗いを避け、固く絞った水拭きで汚れを落とすのがおすすめです。
また、洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めたものを少量使い、よく洗い流してください。
乾燥させるときは、直射日光を避けて風通しの良い場所に広げてください。
ヨガマットって洗濯機で洗えるの?
ヨガマットは洗濯機で洗えるかどうかは、素材やメーカーによって異なります。
基本的には、洗濯機で洗えると明記されているもの以外は、洗濯機で洗わない方が良いでしょう。
洗濯機で洗うと、ヨガマットが劣化したり、形が崩れたりする可能性があります。
どうしてもヨガマット洗濯機で洗いたい!って方は、洗えるものも一部あります。
その商品は、Mee Yogaの水洗いができるヨガマットです。
表面がマイクロファイバーで裏が天然ゴムでできており、基本は手洗いをすすめていますが、洗濯機で洗う場合は、ネットに入れて洗濯機の手洗いモードで洗えます。
その他の、ヨガマットを水洗いしたい場合は、必ず製品の取扱説明書や洗濯表示を確認の上、行うようにしてください。
ヨガマットの毎日のケア
ヨガマットの素材によってお手入れ方法が異なりますが、共通するのは、毎日のちょっとしたケアが大切だということです。
ヨガマットを使った後は、必ず以下の手順でお手入れしましょう。
手順!
- 柔らかい布に水を含ませて、ヨガマット全体を拭く
- 乾いた布で水分をふき取る
- 風通しの良い場所で陰干しする
- 完全に乾いたら、ロール状に巻いて保管する
これだけでも、ヨガマットの汚れや臭いを防ぐことができます。
また、ヨガマットの上にタオルを敷くことで、汗や皮脂が直接ヨガマットに付着するのを防げます。
タオルは洗濯機で洗えるので、衛生的に保つことができます。
ヨガマットの保管の仕方
ヨガマットの保管の仕方も、お手入れの一部です。
ヨガマットは、丸めてケースに入れるのがベストです。
折りたたむと、折り目がついてしまうことがあります。
また、直射日光を避けて、高温にならない場所で保管しましょう。
日光や熱は、ヨガマットの劣化や変色の原因になります。
ヨガマットのお手入れにおすすめの商品を紹介
ヨガマットのお手入れには、専用のスプレーやタオルなどが便利です。ここでは、Amazonで人気の商品を3つ紹介します。
Manduka(マンドゥカ) マットウォッシュ スプレー リフレッシュ 240ml 日本正規品
マンドゥカはヨガウェアやヨガマットなどのヨガグッズを販売するブランドです。
このヨガマットスプレーは、天然由来の成分で作られており、ヨガマットの汚れや臭いを除去する効果があります。
また、ラベンダーやレモングラスなどの香りが心地よく、リラックス効果も期待できます。
水洗いができない素材のヨガマットにも使えるのでお手入れが簡単にできます。スプレーした後は、柔らかい布で拭き取るだけでOKです。
ヨガタオル
ヨガタオルは、ヨガマットの上に敷いて使うタオルです。
汗を吸収して滑りにくくする効果があります。また、ヨガマットの汚れを防ぐこともできます。
ヨガマットタオルは洗濯機で洗えるので、清潔に保つことができます。色や柄も豊富にありますので、お好みのものを選ぶことができます。
ヨガマットバッグ
ヨガマットバッグは、ヨガマットを収納して持ち運ぶためのバッグです。
ヨガマットのサイズに合わせて、巻いたり折りたたんだりして入れることができます。
また、ポケットやファスナーなどの機能もあるので、ヨガ用品や小物なども一緒に入れることができます。
素材やデザインもさまざまにありますので、お好みのものを選ぶことができます。
まとめ
ヨガマットの洗い方とお手入れ方法について、素材別に詳しく解説しました。
ヨガマットの素材によっては水洗いができなかったり、洗剤の使い方に注意が必要だったりするので、ヨガマットの素材とお手入れ方法を確認してください。
また、専用のスプレーやタオルなどのお手入れ用品も活用すると、ヨガマットを清潔に保つことができます。
ヨガマットを長持ちさせるためにも、定期的なお手入れを心がけましょう。
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